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こころの病気に対する治療において何よりも大切なことは医師と患者さんとの信頼関係です。
患者様それぞれに合った治療法とアドバイスを提供するための対話や医療従事者としての対応に細心の注意を払います。「患者さんの立場で考える」ことを当院のスタッフ一同が常に忘れずに対応していきます。
うつ病
うつ病には薬物治療と休養が治療のメインとなります。休養が必要ということをご説明し、お薬が必要なことを伝えることも医師の役割です。気分の落ち込みだけが目立つうつ病と、気分の波が問題となる躁うつ病など、現代のうつ病の病態は多様であり、患者さまの症状をしっかりと診断してから治療方針を決めていきます。
うつ病の方の中には自覚がない方も多く、ご家族が心配されて来院されるケースも多いです。まずはお気軽にご相談ください。病状が重く、入院治療が望ましい場合は連携する病院、医院へ紹介いたします。
神経症
軽い気分の落ち込みのような症状、日常生活の中で感じる違和感といった不眠や食欲不振、吐き気などの症状が出ている方は、受診を検討してみてください。
神経症とはパニック障害や強迫性障害、社交不安などが含まれます。日常生活や職場での過ごしにくさ、苦痛を抱えているかた、また環境が変わってしまい、今までできていたことができなくなった、強いストレスを感じているという方もいらっしゃいます。うつ病が併存している可能性も多く、まずは当院にお越しいただければと思います。
不眠症
なかなか寝付けない、睡眠途中に目が覚める、熟睡感が得られないなどの症状でお困りの方は、ご相談ください。睡眠障害は精神的あるいは身体的な疾患に不随することも多く、他の精神疾患に基づく二次的な不眠症状なのか患者様の訴えをよく聞いた上で診療いたします。不眠は生活リズムの乱れから生じているケースも多く、すぐに投薬とはせず、生活指導を行った上で薬物治療を検討させていただきます。
不眠症には、「なかなか寝付けない」「一度眠ってもすぐ目が覚める」「早朝の目覚め」「寝ているのに熟睡した感のない」の4タイプがあります。睡眠には個人差があります。お困りの方は早めの受診をおすすめします。
統合失調症
幻覚や妄想といった症状が現れる精神疾患を統合失調症と言います。原因は解明されていませんが、遺伝的な要素、脳のメカニズムが起因と考えられています。基本的には投薬治療を行いますが、合わせてカウンセリングなどの心理療法も行います。薬物治療は幻覚や妄想などを抑えること、不眠や不安といった症状に対処していくことになります。
症状の進行は緩徐な場合もあり、患者さまにとっては少しずつ悪くなっている感覚があります。心の問題は目に見えませんので、周りの方はなかなか理解ができない場合もあります。患者さまに合う治療のためにも、まずは当院にお越しいただければと思います。
認知症、ものわすれの相談
当院では、皆様の穏やかな日常生活をサポートするため、認知症のご相談も承っております。
軽度の物忘れは誰にでもあるもので、認知症によるものなのか、自然な老化現象によるものなのかを診断して、患者さまに合う治療法を提示いたします。
認知症の場合、それをサポートするご家族様の負担も問題となります。
治療・予防といった観点だけではなく、介護の面でもアドバイスできることがあるかと思いますので、お気軽にご相談ください。
※対応困難な場合は近隣の総合病院へ紹介させて頂きます。